各疾患のご紹介

- List of Cases -

患者様にわかりやすい説明と

病状に応じた適切な診療をおこないます。

うつ病

うつ病は「こころの風邪」といわれることもありますが、放置しておくと悪化してしまう病気です。

脳内の伝達物質が不足し、意欲や興味が低下し家事や仕事、子育てや勉強などができなくなります。決して本人の気持ちの弱さや気の持ちようからおこるわけではありません。

憂鬱な気分や不安な気持ち不眠、食欲不振など見られることもあります。

■主な症状
体が重い/疲れやすい/眠れない、または早く目が覚める/食欲がない/頭が働かない/周囲に迷惑をかけて申し訳ない/ゆううつ/やる気がでない/楽しい感じがしない/死にたい気分になる

パニック障害

動悸、不安、過呼吸、呼吸困難などが発作的にみられる病気です。発汗やめまいなどをともなうこともあります。

「自分が死んでしまうのではないか」という考えにとらわれ、日常生活をおくることが困難になります。また発作がおこるのではないかという予期不安がみられることもあります。人ごみや高速道路などが苦手なことも多いようです。

■主な症状
動悸/息切れ/震え/しびれ/めまい/死んでしまうのではないかという恐怖/窒息しそうな息苦しさ/冷や汗/胸の不快感

解離性障害

家族関係をはじめとする人間関係や職場や学業のストレスから、突然意識消失を起こしたり、自分が記憶しないまま行動を行ったりすることがあります。

■主な症状
健忘/遁走/フラッシュバック/自分を第三者がみているような感覚

社交不安障害

学生時代から人前での本読みなどが苦手で、社会人となってからは会議での発言や発表などで、極度の緊張や不安がみられる病気です。人は誰しも大勢の前での注目に不安や緊張を感じますが、その度あいが重度の場合、震えや動悸、発汗などをともない通常の社会生活を送ることが困難となります。

■主な症状
緊張のあまり手がふるえる/冷汗が大量に出る/声が上ずってしまう/頭が真っ白になる/人前で過度に緊張する

心的外傷後ストレス障害(PTSD)

死を伴いうる災害や事故、犯罪などにまきこまれパニックや感覚過敏、驚がく反応、不眠などがみられます。事故や災害などを連想するものを自然と避けてしまうといった行動がみられることもあります。

■主な症状
つらい記憶が突然よみがえる(悪夢やフラッシュバック)/常に神経が張りつめている(交感神経の亢進状態)/それに伴う不眠やイライラ感、集中困難/つらい記憶を呼び起こすような状況や場面を避ける/

感情の麻痺(喜びを感じられなくなったり、社会的な活動
に興味を失う)/トラウマとなっている出来事を思い出せない/怒りや恐怖、罪悪感といった不快な気分が続く

統合失調症

思春期に発症することが多いですが、中年期以降にも仕事や人間関係のストレスから発症することもあります。
当初は「考えがまとまらない」「いろいろな考えが浮かんでくる」といった症状が見られますが、次第に周囲に対する被害妄想や「自分の悪口を言われている」といった幻聴に発展するケースが多いようです。「盗聴されている」「ネットで悪口を言われている」「追跡されている」といった症状がみられることもあります。

■主な症状
被害妄想/幻聴/独語/空笑/引きこもり/操られている感じ/仕組まれている感じ/自我障害

強迫性障害

自分自身の極度の不安を取り払うため、何度も確認を繰り返してしまう病気
です。

不潔に対して不安であれば何度も手洗いを繰り返したり、長時間の入浴をおこなったりします。戸締りが不安であれば、何度もドアのカギ閉めなどを確認することを繰り返してしまいます。患者さん本人は確認行為が不合理であると認識していて、確認行為に苦痛を感じています。不安感から周囲に再三、大丈夫であるか確認を求めたり巻き込んだりすることもあります。不安感から物が捨てられずため込んだりすることもあります。

■主な症状
不潔恐怖からの頻回長時間の洗浄/誰かに危害を加えたのでないかと加害恐怖/戸締りやガス栓などの確認行為/決めた通りにしないと気が済まずやってしまう儀式行為/数字へのこだわり/物の配置、対称性などへのこだわり/周囲への巻き込み行為

むずむず足症候群

(レストレスレッグス症候)

不眠症のひとつです。足に不快な感覚がおこり、足を動かしたくてたまらなくなります。
安静にしたり横になったりすると悪化するためウロウロしてしまいます。夕方から夜間に悪化し、不眠症の原因となります。40歳以上の中高年に多く特に女性の割合が高いとされますが若者にもおこりえます。貧血や透析患者さんにみられることもあります。

■主な症状
あしの不快感/動かしたい欲求/夕方から夜にかけて症状が出る/動かないときに症状があらわれる/あしを動かすことで不快感が軽減・消失

躁うつ病

(双極性障害・感情障害)

気分がおちこんだり極端に活動的になったりすることを繰り返す病気です。

当初はうつ病と考えられていて、途中の経過で突然元気になり躁うつ病と診断されることもあります。活動的な時期には、睡眠もあまりとらずいろいろな人にメールや電話で連絡をとったり、次々と仕事など引き受けたりします。時に自信過剰になったり攻撃的になったりすることもあります。

■主な症状
ほとんど眠らずに活動するようになる/睡眠欲求の減少/素晴らしいアイデアが次々と出てくる/高額な買い物をするようになる/多買や乱費/些細なことに敏感になり、怒りがコントロールできなくなる/怒りっぽさ/「自分はなんでもできる」という気持ちが強くなる/誇大感
全能感/人が話しているのを遮り、自分だけが話し続ける/多弁過活動/多幸感

注意欠陥多動性障害

(ADHD)

集中力が続かず気が散りやすく、忘れっぽいなどの不注意や、じっとしていられず落ち着きがないといった多動がみられます。思いついたら考える前に行動してしまうなど、衝動性などがみられることもあります。学童期では紛失物が多かったり道に迷ったり怪我が多い、喧嘩がたえないといったことがあります。成人になってからは職場で段取りがわるい、整理が苦手などの症状がみられることもあります。

■主な症状
落ち着きがない/不注意やミスが多い/集中できない/忘れ物やなくしのものが多い/段取りできない整理ができない/時間が守れない/人の話が聞けない/順番が守れない

知的障害

一般的には読み書きや計算など、知的活動に支障があることをさします。言葉に遅れがあったり判断力や記憶力に問題があり、友達と上手く遊べないといったこともみられます。

自閉症スペクトラム障害

(広汎性発達症・アスペルガー障害)

人の気持ちを理解することが苦手、人とのかかわりが一方的などの社会性の問題や冗談やたとえがわからない、興味のあることを一方的にはなす、場の雰囲気をよむことができない、といったコミュニケーションの問題などが見られます。また抽象的な概念が想像しにくいといったイマジネーションの問題もあります。そのほかにあいまいな指示がわからない、音や光に敏感・もしくは鈍感である、こだわりが強い、不器用などの特徴もみられます。

■主な症状
冗談や嫌味などがわかりにくい/場の雰囲気を読むのが苦手/興味や好きなことが偏っている/人とのかかわりが一方的/一人で過ごすことを好む/情緒的交流が困難、相手の感情がわかりにくい

チック

首ふり、まばたき、しかめっつら、せき払い、はなすすり、特定の単語を繰り返すなど一見癖のように見えるものです。

■主な症状
首をすくめる/瞬き/鼻すすり/咳払い/

いってはいけないことを言
ってしまう

分離不安障害

幼児期から学童期前半にかけて多くみられます。子供は親に「自分が守られている」といった安心感をもってはじめてうまく成長していくことが可能です。その安心感を与えてくれる親の存在が不安定であると、子供は過度に不安感を感じて時に身体的・精神的な症状が現れることがあります。

不登校・ひきこもり

不登校やひきこもりの原因は様々です。精神的・身体的な側面に加えて、家族や友人・学校・会社・社会など様々な要因が絡み合うことがあります。まずはご家族様が本人の苦しみを理解してあげ、焦らないことが大切です。また民間の支援団体などの利用で改善がみられることもあります。とくに不安障害・強迫性障害などの精神的な疾患が原因で不登校や引きこもりとなることもあり、当院でも治療を行っています。

認知症

(物忘れ)

ひとは誰しも年齢とともに忘れっぽくなりますが、体験したこと自体があいまいになったり、忘れてしまったりします。同じことを何度も聞いたり忘れたりして、時にいつも探し物をしたりします。料理や片づけなどのミスが増えたり新しいことが覚えられない、話のつじつまが合わない、といったこともあります。道に迷ったり趣味やテレビなどに興味をしめさなくなることもあります。身だしなみに気を配らなくなり、だらしなく感じることもあります。

■主な症状
新しいことが覚えられない/時間や日付を間違うことが増えた/同じ質問を繰り返す/何度聞いてもすぐ忘れる/慣れた場で戸惑う迷う/請求書など管理できない/だらしなくなる/不安イライラが増えた

不眠症

ひとは様々な不安やストレスから入眠困難、途中覚醒、熟眠障害、早朝覚醒といった睡眠障害をきたします。睡眠改善のもっとも大事なことは24時までの就寝と8時頃には起きるといった生活リズム改善です。夜間のパソコンやテレビスマートフォンの使用も睡眠リズム障害のおおきな原因になります。うつ病や躁うつ病、統合失調症といった病気のはじまりであることもあります。

■主な症状
なかなか寝付けない/夜間目が覚める/生活リズムが乱れている/足がむずむずして眠れない/日中に急に眠くなる/いびきが多い、熟睡感が乏しい

適応障害

ひとは自分の理想と現実のひらきの中で葛藤し、生活しますが、そのギャップが大きいと社会や学校、家庭生活にうまく適応できず、抑うつ気分、不安、心配をきたし現状の中で対処し、計画し日常生活を送ることが困難となります。

■主な症状
心の変調:不眠/不安/気分の落ち込み/イライラなど
体の変調:胸のドキドキ/吐き気/便秘/めまい/ふるえなど
能力の低下:仕事や作業に集中できない/考えにまとまりがなくなる/ぼーっと
してしまう/もの忘れがひどくなるなど
行動の障害:お酒が増える/タバコが多くなる/口論がふえるなど

身体表現性障害

のどの違和感、頭痛、食欲不振、胸部不快感、とくに慢性的な痛みなど内科・外科・耳鼻科・眼科などの検査で異常がないにもかかわらず、無意識の不安やストレスから体の変調が続くことがあります。

■主な症状
あちこちの痛みやしびれ/めまいや頭痛/腹痛・嘔気などの消化器症状/胸痛/呼吸困難感/喉の違和感

自律神経失調症

自律神経は交感神経・副交感神経から成り立っています。こころや体のバランスをとっているのが自律神経ですが、このバランスが崩れると精神や身体に様々な症状をひきおこします。加齢やストレスからバランスが崩れることがあります。

■主な症状
めまい・耳鳴り・動悸/ほてり・便秘・下痢・頻尿・頭痛・微熱/手足のしびれ/口やのどの不快感・イライラ/不安/疎外感/落ち込み/やる気が出ない/憂うつになる/感情の起伏が激しい/焦り/緊張・不眠など

当てはまる、気になると思う症状がある場合は、受診をおすすめします。