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2020.12.28年末の振り返りと新たな1年に向けて

みなさんこんにちは。気づけば師走になり、年の瀬がやってまいりましたね。2020年ももう残りわずかとなっています。これをご覧になっている頃には、もう2021年となっているかもしれません。

 

今回のタイトルは、「年末の振り返りと新たな年に向けて」というように、この1年の振り返り、また新たな年が来ることに向けて、「自分の感情」について振り返ったり、「自分」を認めることについて少しお話したいと思います。

みなさんは普段、自分や自分の身の周りにいて関わっている人について、どのように感じているでしょうか。私たちはみんな生活をしていく中で人と接して生きています。人との交流やコミュニケーションを取る中では、楽しい気持ちになったり、嬉しい気持ちになるだけではなく、不安な気持ちや悲しい気持ちなどさまざまな気持ちが生じることがあります。

例えばネガティブな感情は、一般的には「良くないもの」として捉えられやすいかもしれません。しかし、感情は先ほどにもお伝えしたように、さまざまな種類があり、それぞれに役割を持っています。例えば「不安」がないと私たちは、自分の安全を守る行動をとることができません。「不安」は私たちが生きていく上で必要な感情と言えます。

 

もちろん、感じていて心地の良い感情とそうではない感情があると思います。しかし、人はポジティブな感情を感じていても、何かストレスにぶつかれば、ネガティブな気持ちに傾いてしまうことはあると思います。そのような時には、まず、そのような感情を持っていると認識すること、そしてそれを持っている自分を認めてあげるということもとても大切だと考えられます。そこから、その気持ちをどのように変えていきたいか、自分ではどういう風になっていきたいな、というようにその先を見ていきやすくなるかもしれません。

ただ、今の自分や「ありのまま」を認めることは簡単ではないかもしれません。そのような時には、まず「自分も周りも今のままで十分だ、頑張っている」という風に心の中で思ったり、紙に書き出してみるのはどうでしょうか。そんな風には思えない、という方も一度この言葉を自分にかけてあげたり、この言葉を眺めてみましょう。もし自分がそういう言葉をかけられたらどのような気持ちになるでしょうか。もしかしたら温かい気持ちになるかもしれません。

 

今回は、自分の感情や自分について振り返ってみましたが、読んでいてみなさんはどのようにご自身を振り返ったでしょうか。今までの経験や感情を思い出したり、自分について少し考える時間を持った方もいらっしゃったかもしれません。日常生活の中でも、「自分も周りもありのままで十分だ、頑張っている」という言葉を試しに思い出してみることも良いかもしれません。

 

参考文献:細川貂々・水島広子(2017).それでいい。-自分を認めてラクになる対人関係入門-.創元社.

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