こんにちは。
9月に入り、少しずつ秋が近づいているものの、まだまだ暑さが続いたり、夏の疲れが出始めている時期かもしれません。マスク生活や換気を行う生活様式となって半年ほどが経ち、以前とは異なるリフレッシュの方法や、自宅でできることが重要視されているかと思います。家の中にいる時間が長かったり、人と会う機会が減ると、考えが今までよりも少し内向きになっているかもしれません。
今回は、自分で行うセルフケアについて少しお伝えしたいと思います。
例えばみなさんは気持ちが疲れてしまったり、いらいらしてしまったときにどのようなことをしていますか。
ストレスを感じたときには、いろいろな対処法(コーピング)が存在します。しかし、対処法(コーピング)と一言で言っても、何をしたら自分の気持ちがリラックスするか、自分に合っているかという程度は人によって異なることがあります。また、対処法(コーピング)は種類をたくさん持っておくことが大切で、ご自身でいろいろ試してみることも大切です。その中では、対処を行う時に、できるだけ時間やお金がかからず、気軽にできること、デメリットが少ないものを選ぶ、ということが選ぶ時の大切なポイントです。
では実際にいくつかお伝えしてみたいと思います。ここで大切なことは、対処することで、少しでもみなさんの心が休まったり、安心感を持っていただけることです。これはおもしろそうだな、やってみようかなと思うものがあれば試してみてくださいね。
1つ目は、「毛布にくるまってみる」ということです。やり方は簡単です。家にある毛布にくるまって、しっかりとつつまれている感じを味わってみることです。ただし、体勢やくるまり方など、無理のない範囲で行ってくださいね。大切なことは、くるまることで、安心感を感じて、自分がリラックスしている状態を自分で感じるということです。しっかりと安心感を感じられたと思ったら、毛布から出てきて、終了です。
2つ目は、身体を動かすことです。体を動かすことは、ネガティブな気分を発散したり、こころと身体をリラックスさせる効果があります。睡眠のリズムも整える効果もあります。ただし、無理のない範囲で行うことが大切です。
3つ目は、紙とペンを使ったものです。紙に、思ったままに線をぐるぐると書いたり、絵を書くことも対処法の1つです。線や絵ではなくて、気持ちを文章にしたり、単語で書くことも良いでしょう。ペンは、色鉛筆でも、マーカーでも絵具でも自由に好きなものを使ってみてください。上手に書こうとする必要はありません。手を使って何かを書くということが大切です。誰かに見せるのではなく、自分が思うように楽しみながら線をひいたり絵をかいてみてください。
今日は3つの方法をお伝えしましたが、他にもいろいろな方法があります。自分にとって心地よい、安心感を持てる対処法を無理のない範囲で、楽しみながらいろいろ試してみてくださいね。
引用・参考文献:伊藤絵美(2016).イラスト版子どものストレスマネジメント―自分で自分を上手に助ける45の練習―.合同出版.